お客様から金属汚染(主成分Cr,Fe,Mn)による歩留まり低下の問題で当社に相談を頂きました。
この情報を元に早速当社では検討を開始し、原因はプロセスガスを供給するSUS配管であると仮説をたて、検証を開始しました。
不動態皮膜のSUS配管は非常にさびにくい性質をもっていますが、塩素イオンが豊富な環境には弱く、不動態皮膜が破壊され、孔食が生じます。
実際の配管を確認したところ、黒色の塩素化合物が大量に付着し、想定通り孔食が進行していました。
当社からの配管の定期洗浄と不動態処理のご提案が採用され、お客様の製造プロセスにおける金属汚染問題が解決できました。
孔食の発生による腐食部分を取除き、新たな不動態皮膜を形成する。